やんごとなき仮定法

皆さんはsecond conditional またはthird conditional という言葉を聞いたことがあるでしょうか?


これは英語でif文を用いた文書のうち、日本語で「仮定法」と訳されています。


学校でちゃんとやったか、かなり怪しい部分かと思います。



今回はこの仮定法について解説していきます。










仮定法(second conditional)の基本構造は以下の通りです。


If + S + 動詞の過去形 , S + would (could)+動詞の原型


が基本になります。

仮定法にするときは時制を1つ過去に下げることを覚えておきましょう。


例文を見て行きましょう。


If I spoke English perfectly, I could tell you how I feel about you

(英語が完璧に話せたら、僕が君のことをどう思っているのか伝えられるのに)


このように、仮定法では現実では起こっていない現象を話す際に使われます。

上の例文からは、


現在の「私」は英語を完璧に話せない

故に「君」に想いを伝えられない


という事実が読み取れます。


文書は肯定文で書かれているため、勘違いが起こりやすいですが、意味が逆になっていることに注意しましょう。








仮定法(third conditional)




Third conditionalでは、過去の現象のifトーリーを話す際に使われます。


基本構造は以下の通りです。

If + S + had + 過去分詞, S + would (could) + have + 過去分詞


例文を見て行きましょう。


If I hadn't met you, I wouldn't have come to England.

(もし君にあっていなければイギリスには来なかっただろう)


今回は否定文です。ifで繋がれる2つの文書はどちらも過去に起こった現象であるとこがわかります。


この文書からは、

「君」には会ってしまった

イギリスには来てしまった

尚且つこれらの事実を後悔している


ということが読み取れます。

先ほど述べた通り、仮定法において、肯定文で書かれいてるものはパラレルワールドの話、否定文で書かれいてるものは事実なので注意しましょう。









仮定法(second and third conditional)




Second Thirdの複合です。

If文によって繋がれる2つの文書のうち、一方が過去の話、他方が現在の話になります。


例文を見て行きましょう。


If I had been born in Poland, I would be happier.

(もしポーランドに生まれていたら、もっと幸せだったのに)


この文書では前半の文はThird conditional、後半の文はSecond conditional で書かれています。

というのも、「生まれる」という話は過去の話であり、「幸せ」というのは現在の話だからです。


この文書からは

「私」は過去にポーランドに生まれていない

「私」は現在はあまり幸せではない


ということがわかります。


このように時制によって少し文書の意味合いが異なってきます。


仮定法をマスターすると表現が非常に豊かになり、よりネイティヴに近い会話ができるようになります。


(余談ですが、would havecould haveを見たまま発音するとネイティヴには通じません。

would've  (/wʊdəv/) と発音しましょう。

発音記号がわからない場合、eがひっくり返ったような、/ə/だけは覚えましょう。イギリス人が最も良く発音する音で、これが聞き取れる and 喋れるだけで会話が圧倒的に成立しやすくなります。)



仮定法は主に後悔している時、こうだったらなぁという時に用いられます。



重たい話や、失恋などの話題が豊富なあなた。

人生を嘆き、世界の不条理に不満を言いたいあなた。


「仮定法」がきっと強い味方になってくれるでしょう。








If I didn't have any friends or family, I would commit suicide😢